忘れな草については、フランスに次のような伝説があります。

若い女性・ベルタは恋人である騎士のルドルフと一緒に散歩中に、ドナウ川のほとりに咲くワスレナグサを見つけます。

ルドルフはベルタのために花を摘もうと岸を下りていきましたが、誤ってそのまま川の流れに飲まれてしまいます。

ルドルフは最後の力をふりしぼって摘んだ花を岸に投げ、ベルタに「Vergiss-mein-nicht!(私を忘れないで)」という言葉を残して亡くなってしまいました。

ひとり残されたベルタは、亡きルドルフの思い出としてこの花をいつまでも身につけていたことから、この花は「忘れな草」と呼ばれるようになったといわれています。