キズイセンの咲き誇るある池のほとりにセージというニンフが、花を愛でながら静かに暮らしていました。ある日狩りに来ていた人間の王が、慎ましやかで美しいニンフのセージに魅了されすぐに結婚を申し込みました。

王の激しい愛の告白にセージは戸惑いました、ニンフが人間を愛することは死を意味していたのです。

王の熱心な求愛にセージは、こう答えました。「ここでの暮らしは、それなりに楽しいものでした、あなたは私の愛をもとめられました、だから私はあなたに命を差し上げます」と・・・。

そして愛を受け入れられた王は喜びセージを両腕で強く抱きしめました、腕の中でセージは静かに死んでいったのです。

その後、この池の畔にはこれまで誰も知らなかった花が咲くようになり、人々はこの花をセージと呼ぶようになったのです。それ以来セージで花占いをすると未来の夫がわかると言われるようになりました。